Coffee and Contemplation

海外ドラマや映画、使われている音楽のことなど。日本未公開作品も。

2023年に観た(ほぼ)新作ラブコメ22本の感想まとめ

1. Shotgun Wedding(ショットガン・ウェディング)

JLo×ジョシュ・デュアメル。ぜんぶスベってた。レニー・クラヴィッツやらジェニファー・クーリッジやらダーシー・カーデンやら連れてきて面白くなると思ってやっただろうことぜんぶスベってた。ブラジル人のソニア・ブラガにヒスパニック母やらせるのももうどうなんだろう。

ライアン・レイノルズが主演予定だったと読んで、それならまだ納得したと思うけど、どちらにしろスベってた。彼にしてもジョシュにしてもジョシュの前に主演予定だったアーミー・ハマーにしても、JLoとのケミストリーがまるでない。マリーミーのときのオーウェン・ウィルソンもだけど、JLoと合わせるキャスティングのセンスが皆まるでない。フィリピンという設定のエキゾチックな使い方(ロケはドミニカ)ももういい加減にしたらという感じ。

 

2. Hanukkah On Rye(原題)

ユダヤ系ホリデーラブコメはまだ珍しいのでは。リサ・ローブが出てるというので観たけど、彼女のハヌカソングがわりとテキトーだった。笑

スーパーガールのジェレミー・ジョーダンとジェーン・ザ・ヴァージンのヤエル・グロブグラスだから可愛いし安定感はあるけれど、家父長制がすぎる。おばあちゃんに一家のlegacyを絶やさぬようにと勝手にお見合い登録されるって、legacyとか関係ないし古い世代のせいにしてそういう価値観の温存にラブコメを一役買わせるのいい加減にしてほしい。主人公たちは嫌がってるから現代的な価値観はわかってますじゃないんだよ。言うこと聞く義理はない。個人が身近な高齢者に対してもう価値観を変えることはできないと諦めるのと、それを他者にもそういうもんだよと諦めを諭したりエンタメで表象するのは違う。誰しも歳と共に頭が固くなるのかもしれないけど、私はそれを軽蔑するのをやめないし自分もそうなったら諦めずちゃんと軽蔑してほしい。

ご近所さんだからって出会い頭に携帯番号教えないし、タダで仕事手伝わないし、死んだひいじいちゃんばあちゃんのためにお墓参り行くとか、何か人に伝言するとかならまだしも、国の反対側の彼らの思い出の地に店開くとかしないでしょう。どんだけ先祖偉いんだ。

お見合い業者が2人を会わせる前に手紙でやりとりさせる時代逆行版You Got Mailなんだけど、これも片方が先に相手の正体に気づいたのにしばらく言わないパターンで、でも相手がそこをちゃんと怒ってくれたのはよかった。あと食べ物がちゃんと美味しそうなのも。

 

3. Your Place or Mine(ユアプレイス、マイプレイス)

リース・ウィザースプーンアシュトン・カッチャーというビッグネームで何かこれまでと違うことをしようと思ったのだろうが、ハウススワップをしている間にお互いの好意に気づくという、最後までほとんど2人一緒のシーンがないプロットは、=遠隔でケミストリー発揮するしかないめちゃくちゃ高度なやつだ。しかしこの作品にそんな高度さはなく、ネームバリューだけのやる気のないやつだった。実況したくなっちゃう=ツッコまないと観てらんないってことだからな。

アメリカ作品、「俺たち最高の親友!」と親友関係を言葉で説明し過ぎ問題。あと"We tell each other everything"と言わせるのが好きだがだいたい隠し事してる。

ゾーイ・チャオ、スティーヴ・ザーン、ティグ・ノタロという豪華キャストを主人公カップルを応援するためだけのキャラに無駄遣いし、メガネをかけたジェシー・ウィリアムズという最強カードを当て馬にする無駄な贅沢さ。ありがとうございました。

 

4. At Midnight(原題)

トップガンのモニカ・バルバロがヒーローモノに出てる女優役で、ロケ先のメキシコのホテルスタッフと恋に落ちる。スターと一般人の組み合わせって何本作ったら気が済むんだ笑 俳優は魅力的でスペイン語が多いのはいいけど話は雑で説得力なく、露骨なノッティングヒルオマージュもひどかった。

 

5. Somebody I used to know(彼女の面影)

デイヴ・フランコ監督、アリソン・ブリー主演のアマプラオリジナル。主人公は地元に戻ったら元彼といい感じになったのに、元彼は結婚直前で、結婚式に押しかけてぶち壊そうとする。

『コミカレ』や『アフターパーティー』組も出ているのは嬉しいが、ぬるぬるとした内輪感があり、共感性羞恥地獄で笑えないし想像の範囲を超えようとしないので、Third Eye Blindを歌うシーンやリアリティ・バイツのポスターが部屋にあるといった私にとっては嬉しいはずの要素もスベっている。

仕事と恋愛のバランスの話を誠実にやるのはいいが、そのくせ主人公がした失敗の落とし前はつけず、元彼の婚約者のバイセクシャル設定も話のオチにしようとしている感が否めない。なぜかヌーディストの話で違いを出そうとする。

 

6. OMG! รักจังวะ..ผิดจังหวะ(OMG! オー・マイ・ガール/オー・マイ・ガール ~なんで今なの!?)

初の大阪アジアン映画祭にて。現在Netflix配信。お互い相手の様子を伺ってるうちにタイミング逃しちゃって、相手いる時も思わせぶりだったりする本当によくある恋愛の話。なんだけどちょいちょい笑わせてくるので恥ずかしすぎず、全然こういうの好みなのでテンポ悪くても楽しめた。会場はよく笑ってたのはよかったが、個人の経験と重ねるとやばいので考えないように必死だった。元BNKのPleanpichaya Komalarajunめちゃ可愛かった。

7. Rye Lane(ライ・レーン)

定番の「失恋したばかりの2人が出会う」スタート。サウスロンドン版ビフォアシリーズといった趣で、街への愛に溢れててテンポ良くてカラフルで可愛い。男性側のすぐメソメソしちゃうキャラは、『マイ・エレメント』と通じるトレンドかも。ロンドン×ラブコメと言えばこの人!!な特大カメオもあり。懐かしのダニエル・べディングフィールドの使い方も◎。

 

8. What's Love Got to Do with It?(きっと、それは愛じゃない)

リリー・ジェームズ演じるドキュメンタリー作家が、お見合い結婚するパキスタン系の幼なじみを撮る。いろんな結婚観を包括するように見せかけて、完全に西洋の物差しから否定してるだけ。自ら進んでお見合い結婚しようという人と相手がいるのに家族に認められず渋々受け入れる人と、家族が認めない相手と結婚して勘当された人、ぜんぶ一緒に語る雑さ。気軽な出会いを楽しみたい人も皆敵に回してる。

よかったのは主人公の実家の壁紙だけ。結婚式の衣装とかもきれいだったけど、エマ・トンプソン演じる主人公の母がアホ丸出し白人みたいでそれどころではなかった。やる気ないラブコメは異文化をテキトーにエキゾチック要素に使うのやめろ。

 

9. A Tourist's Guide to Love(ツーリスト・ガイド・トゥ・ラブ 恋のツアーガイド)

このレビューがぜんぶ言いたいこと言ってくれた。解散。

https://www.pastemagazine.com/movies/romantic-comedies/a-tourists-guide-to-love-review

 

10. Ghosted(ゴーステッド Ghosted)

クリエヴァとアナ・デ・アルマス by Apple TV Plus。期待はしてなかったけどやっぱりキャスト人気に頼りきってて終始無だった。ケミストリー全くないのを「2人のsexual tensionがすごい」と周囲にさんざん言わせて無理やり補うな。そして選曲センスが絶望的にない。

 

11. 緣路⼭旮旯(縁路はるばる/Far Far Away)

香港版『モテキ』のような立て付けで、主人公は僻地に住む女性たちと会うためにひたすら移動する。現代香港の住宅事情・社会状況を垣間見る珍しい作品として評価している方が多かったが、こんなにラブコメの形を借りるならラブコメもちゃんとやれ!と言いたい。テンポや雰囲気は嫌いではなかったが、グルメ情報アプリを使った演出や僻地への移動に忙しく、それぞれの人物や街の魅力はほとんど見せてくれないのだ。

主人公は害が無く収入が安定してそうなだけ、周りもかなり普通の人だし、相手を好きになる理由が結局可愛さとかタイミングだけで、それがかえってリアルすぎる。いろんな女性とのちょっとしたやりとりとかは可愛かったりするが、もうちょっとだけクセの強さとか理想主義的な部分とかがほしいのだ。ラブコメにはロマンが必要だ。

でも男性の側からしたら、普通の男がいろんな可愛い子といい感じになるっていうのはロマンがあるのだと思う。

 

12. Elemental(マイ・エレメント)

火の種族と水の種族が恋に落ちるれっきとしたラブコメ。デートシーンがちゃんと素敵で『高慢と偏見』への目配せもあったが、キャラデザや世界観にオリジナリティを感じるかというとそんなでもなく。何より私はこれだけ世の中の状況が緊迫してる中で人種を元素になぞらえるというメタファーは問題をフワッとさせてるように感じてうまいと思えない。火の種族がいろんな人種のマイノリティ性を一手に背負ってる感じだったのも嫌だったし、火と水以外の種族が手薄すぎたし、火とか水とか雲とかせっかく自由にできそうなキャラなのに性別や家父長制を当てはめないといけなくなるのはかえって窮屈すぎる。ディズニー初?ピクサー初?のノンバイナリーキャラもこんな世界観でほとんどわからないように出してきて、誇られてもシラケるだけ。それを嬉しく思う人や当事者として演じてくれた声優さんは何も悪くないが。

一番嫌だったのはお母さんが匂いや占いで愛を診断するシーン。ラブコメあるあるだけど、人から運命を押し付けないでほしい。匂いで嗅ぎ分けるとかキモいし。

収穫は、ウェイド役のママドゥ・アーチェイを知れたこと。めちゃくちゃ白人特権丸出しみたいな役だったのに黒人俳優さんだったのは全っ然わからなかった。英語圏でもけっこう皆分かってなかったみたい。『パティ・ケイク$』でもロマンスの相手だった人。泣きっぷりがよくて、主演ドラマも観てみたらめっちゃ面白かった。ラブコメ界有望株きた。

アンバー役のリア・ルイスもカッコよかった。

 

13. Red, White and Royal Blue(赤と白とロイヤルブルー)

イギリスの王子とアメリカの大統領の息子の恋。2人のケミストリーは思ったよりあって、嫌な奴って感じから距離縮めてくのはすごく良かったけど、演出が下手というか、安っぽいネトフリオリジナル感は否めず、テイラー・ザハール・ペレスの演技が気になってしまった。でもあとから感想見てたら、逆にニコラス・ガリツィンの演技がシリアスすぎたのではって気もしてきた。パーティーでGet Lowが流れてみんな低い姿勢になって、その瞬間立ってた2人が見つめ合っちゃうシーンが好き。こういうアイデアを目的なく貯めておきたい。

結局権力に甘いというか、ちょっと反体制的な考えの片鱗を見せるだけでその辺は設定のまんまつまんない感じに留まってしまっており、原作の評判を聞くとけっこう違いそうなのでもったいなく感じた。『クレイジー・リッチ!』みたいに豪華絢爛さだけうまく利用して圧倒(という方向性)、みたいなこともなく。ほんともっと色々できたのではという気持ち。あと七並べってほどではないけどやっぱりやるよね脇役同士無意味にくっつけるやつ。

そうそう、宮殿の外に集まった群衆とレインボーフラッグをちゃんと映さなかったのなんでだよ!!て思ったけど予算の問題か??CGなのか??

14. Love at First Sight(カレとカノジョの確率)

ヘテロ規範、ロマンティックラブイデオロギーの押し付け、つまらないクリシェのオンパレード。それがなくても可愛いラブコメは作れることをいい加減わかってほしい。たぶん8割型の人は可愛かった〜で済むんだろうなというのも含めて失望した。

たまたま同じフライトで隣になるとか、共通の知り合いがいたとか、それくらいは映画だからというエクスキューズでやればいい。でも出会ったばかりの女性が怖がっていきなり手を繋いでくるのも、男が冗談めかして浮ついた言葉遣いばかりするのも、距離を縮める近道なんだろうけど、美男美女の映画だから成り立つ、とかじゃなくてもうドン引き要素でしかない。トンチキじゃなくて地に足付いたドラマやりたいなら現実に即してほしい。

お父さんの再婚とか、ガン末期のお母さんの夫婦愛とか、ほかの人の愛に美を見出す流れも嫌いなものすぎた。だいたいラブコメはメイン2人以外は薄くしか描く気ないものがほとんどなのに、サブキャラを安易に重病にしたり死なせたりするな。悲しい話を利用してるようにしか見えん。

ヘイリー・ルー・リチャードソンにいつまでも20そこそこの役をやらせるのをやめてほしい。大人ばかりで学園モノをやるのとは違う。彼女の雰囲気に幼さとか可愛らしさを見出したいからっていうのが見え見えで。エル・ファニングと似た危うい方向性を感じる。ジャミーラ・ジャミルがどこにでも現れる語り手になってるのも、何も面白味を持たせられないならそんなクリシェいらない。

極めつけは最後の語り。男のキャラのほうが何かと統計を語るキャラなのはいいけど、2人は最期の日まで手を取り合って愛する子どもと共に暮らしました、それまでに◯回キスをし、◯回喧嘩をし、◯回セックスをし…てキモいんだよ!

15. 우리 사랑이 향기로 남을 때(私たちの愛が香りとして残る時/Love My Scent)

コリアンシネマウィークにて。謎の男にもらった香水を使ったら、通勤のバスで一目惚れしてた相手に好かれ…。色々キツい話で全く面白くなかったし、そういうキツいところの一部を最後にちょっと種明かしすることで巻き返そうとするのもかえってだめだった。ロックと民謡を融合したような主題歌がめちゃカッコよかった。

16. Exmas

レイトン・ミースターが元婚約者のロビー・アメルの家族と仲良しすぎて家族を巡ってバトルが勃発する。息子が帰省できないとわかったからってその元婚約者を呼んじゃう家族は嫌だ。無理やりのおせっかいみたいなシーンはなかったけどそれでもウザかったし、妹が彼女と実は別れてたことを言えずにバレたときになぜか"期待に添えなくてごめん"と親に謝るのがこの家族のヤバさを表してるようでキツかった。

ドタバタ感半端で展開も全然面白くなかったけど、また脇役の妹がレズビアンか〜とか思ってたらまさかのその妹主人公のスピンオフ始まりそうな仄めかしあり!しかし仄めかしで終わったら怒るぞ。

 

17. What Happens Later(原題)

メグ・ライアン監督・主演×デヴィッド・ドゥカヴニー共演ということで、予告編からかなりの安っぽさは予想しつつでも期待してしまっていたけど、ダサすぎて全然ダメだった…。考えてみれば私はメグ・ライアンの出てるラブコメで好きなものがない。空港というワンシチュエーションはものすごく高度なのに、2人になぜかずっと話しかけてくる空港のアナウンス、ありがちな訳アリの別れた理由、アラニスやThird Eye Blindのカバー曲とそれへのツッコミ、すべて安いし、どっちの人物も魅力なし。演技力どこいった。

 

18. The Flatshare(同居のルール)

広い1人の空間がほしいけど金欠のライターのティファニージェシカ・ブラウン・フィンドレイ)と、ホスピスの夜勤でワケあってお金が必要なレオン(アンソニーウェルシュ)が1人用のフラットを実質タイムシェアする話。ラブコメと謳ってたから観たけど、設定から社会格差深刻でどんより。レオンの彼女が色々口出ししてきてうざいんだけど、彼氏が知らない女とベッドまでシェアしてたらそりゃ嫌だよな…。

ティファニーの親友役はリトル・マーメイドのジョナ・ハウアー=キング。

主人公がウェブメディアで働いてるラブコメは多くて、今回も下世話なバズり重視系のやつで、そんなんでそもそもビジネスモデルに無理があるんだよとしか思えない…倫理感のない編集者はやめちまえ。

ホスピスって時点で嫌な予感したけどこれも病気の子どもをキューピッドにするタイプ。ラブコメたいてい主人公以外は盛り立て役なんだから掘り下げられないなら困難な状況背負わせて利用しないでほしい。

一番嫌いなほかの人の関係にまでおせっかいして"先輩たちの愛は美しい"ってやるやつだったし、住宅事情やら人種差別やらモラハラ男やらメディアの腐敗やら色々小出しにしておいて、何も真剣にはやらず問題提起する気があるわけじゃない。

ジェシカのメイクやファッションが毎回一クセあって楽しかった。音楽も評判良かったけど私の好きなタイプではない新しいのばかり。ポストイットの使い方はグレアナより下手。

 

19. Dramaworld(ドラマワールド)S2

韓国ドラマ大好きアメリカ人のクレアがドラマの世界に入ってしまう、だいぶ前にS1をNetflixで観たやつ。ジャスティン・チョン、ダニエル・デイ・キム、イ・ジョンジェ(どこで出てきたかすぐわからなかったが)とキャスト豪華!しかも前シーズンはたしか恋愛ドラマだけだったのが、今度はマフィアモノやヴァンパイア×人虎ドラマの世界まで!

雰囲気はチープだけど、いつも報われない当て馬同士で結託したり、違う作品の世界に離れ離れになったけどフラッシュバックシーンで再会できたり、主役男性は必ずシャワー浴びる時間があったり(?!)、色々とメタ的構造を生かしてて面白かった。

愛について語ろうとするのは正直ウザかったけど、クリフハンガーで終わったので続きもやってほしい。と思ったけどやらないのかな?!

 

20. The Great(THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~)S3

政治的に相反する主人公2人の関係に終始ハラハラドキドキさせながら、周りの人物も皆良いところ悪いところ含めて魅力的に描く最高のドラマ。皆大活躍だし新キャラも良いし、衣装も引き続き絶好調で大満足だった。。。。のに!!!キャンセルとは!!!日本国内でどの配信サービスからも消え去っているとは!!!!!!!!!

 

21. Starstruck(原題)S3

NZ出身ローズ・マタフェオ脚本・主演、ふつうの人の主人公が、ドラマ版フォー・ウェディングのニケシュ・パテル演じる大物俳優とくっついたり別れたりを繰り返すスクリューボール・コメディ。S2からかなりつまらなくなっていたけど、お仕事ドラマでもなく、大きなイベントがあるわけでもない恋愛だけの話をどうやって続けるのか気になって観てしまった。やっぱり仕事をほとんどやらないとすると友達の結婚とか妊娠とかでイベント作るしかないのか。そして新顔登場!もうこっちの人にしなよめっちゃお茶目でいい人だしスターとは世界が違うよ!とずっと思いながら観てた。別れても密かに愛されてるとか、すぐ次の相手が見つかりその人も超根気強いとか、主人公に都合良すぎる。

 

22. Our Flag Means Death(海賊になった貴族)S2

シーズン2も、"海賊"であることの意味を皆で再定義していって、かっこいい女も優しい男もクィアロマンスもいっぱい出てきて最高だった。もうずっと皆の感情が色々デカくてこれぞドラマの醍醐味という感じ。ただ話のペースが早すぎたのと、イジーが可哀想すぎた。コン・オニールの表情こんなに良かったっけ…。きれいに終わったのはそうだけど、いつまでも続きは観てられただろうからキャンセルは残念。